緊急事態宣言が出されたり、明けたり、また出されて延長したり…
続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。
我慢やストレスが辛くなってきている方も多いのではないでしょうか。
「お元気ですかー?」と軽く尋ねたら、
「家で仕事するようになって…なんか…ダメっすね…」
と覇気のないお返事が返ってきたので、
とにかく日光を浴びることを全力でおすすめしました!
この記事は、当たり前に東京に住み続けてきたが、
コロナをきっかけに東京を離れる決心をした
とある36歳独身女性の日記的な記録です。
同じようなモヤモヤや迷いを抱える方の参考になれば幸いです。
コロナで疑問を持つようになった「大都市で暮らす」意味
1Kの一人暮らしの部屋で、週5日、9時間
パソコン向かって在宅勤務で仕事を続ける生活を1年間やってきました。
2020年6月から在宅勤務を始めてもうすぐ1年になりますが、
慣れるは慣れるものの、楽にはならないですね。
「人間として自然じゃない感」「非人間的な感じ」を
ひしひしと感じる毎日です。
こんなことを思ったことはありませんか。
「リモートワークなら会社の近くに住む必要はない」
「休業要請や外出自粛で全く人と会わない・遊ばない生活に慣れた」
「自宅に毎日引きこもっている生活がしんどい」
「都心の高い家賃を払い続けることに疑問を感じ始めた」
「もっと広くて安くて自然豊かな地方か海外に移住してもいいかも」
私は全部思ってました。
経済活動が活発で、
人や物の流れも多くて早い時には
東京のような大都市圏は非常に強いと思います。
すぐ近くに何でも揃っている効率性・利便性。
お店と娯楽と刺激が溢れている街。
でもコロナ渦には上記のような
ネガティブな側面が色濃く出ました。
どう考えても「コロナ×都心×在宅勤務」は
デメリットが大きく目立ちます。
身体から受け取った「限界」のメッセージ
2021年3月
指が動かなくなりました。
右手の指の神経の感覚がおかしくなり、
思う通りに力が入らない、動かせない状態を経験しました。
一時的ではありますが、まともにタイピングができない、
お箸がうまく持てなくなったのは、
結構なショックでした。
今までパソコンを使った仕事しかしてこなかったので、
指が使えない=PC仕事できない=食べていけない
の恐怖を感じました。
そもそも在宅勤務のストレスや、仕事の負荷、筋肉疲労など
いろんな要因はあると思います。
が、一番は
「身体が自然な生き方を求めている」
「もうしんどいよ限界だよ」
と身体がサインを発しているんだと思いました。
今思えば、前兆は色々ありました。
仕事の合間に公園に行って木々や空を眺めていると
心がホッと緩む感覚。
休日に山に入って力が抜けて軽くなったけど
帰りの電車でどんどん心身が重たくなっていく感覚。
ベンチに座ってふと見上げると木漏れ日が美しくて
なぜか涙が出そうになる感覚。
(自分で書いてて相当疲れてるな、と思いますね笑)
まあ、多分、もう…「限界」なんでしょうね。
この身体の発しているメッセージを無視して、
気づかなかったことにして続けてていいのだろうか
毎日パソコンの前で8~12時間平気で座り続けて、
体は動かさず頭だけはしゃかりきに働いていて、心が疲弊する毎日を。
年齢を重ねて体力的には衰えていくであろうこれからも、
続けていけるんだろうか
パソコンの前から片時も離れず毎日働き続けないと
食い扶持を稼げない生活を。
私には
「今のままで何も変えなくても大丈夫!」
「心配しなくても大丈夫!」
と自分に答えてあげられる自信はありませんでした。
数ヶ月自問自答を繰り返しながら、
真剣にこれからの生き方、働き方を考え始めました。
そして、結論は出ました。
「東京に住み続けることは当たり前ではない」
「どこに身を置いて人生を紡ぐか、は自分で決める」
「今の自分にとって心地よいベストな環境は東京ではない」
つづく…