おはようございます。くれはです。
昨日真っ昼間に自転車で買い物に行き、夏の甲府盆地の日差しから「日中は大人しく屋内にいるべし」を教わりました笑
今日は、猫を飼ってる一人暮らしの人が旅行に行く時は誰に頼む?
ペットシッターさん or 自分の友人 というテーマの記事です。
今回はじめて長期で家を留守にするにあたって、
ペットシッターと友人両方に猫のお世話を頼むという経験をしました。
最初は結構不安でいっぱいでした。
「ペットシッターに任せられるのか不安」
「とはいえ、友人に任せるのもちょっと…」
と迷っている方の参考になれば幸いです!
プロのペットシッターに頼むか? それとも友人に頼むか?
「猫は家につく」習性があるので場所を変えるとストレスになること、そもそも旅先で猫を受け入れてくれるホテルが超絶少なかったことなどから家でお留守番してもらうことにしました。
ご飯は自動給餌器でなんとかなるものの、お水とトイレのお世話は人間がやらないと間に合いません。
ペットシッターを使わずに、ご近所さんにお世話をお願いする人ももちろんいると思いますが、
都内の一人暮らしでペットの世話を気軽に頼める人って…案外いないですよね。
マンション内の住人同士の関わりもないし、ご近所付き合いもない。
会社の近くに住んでると、すぐ近所に住む同僚がいたりします。
猫が大好きで「会社帰りに寄れるよ」喜んで引き受けてくれる人もいます。
でも…それとこれとは全く別でした。
一人暮らしで猫の世話を他人に頼むということ
私なりに、留守中の猫を頼むことのハードルは何か?を分解してみたら、こういうことでした。
- 猫のお世話を任せられる=大事な命を預けても大丈夫な信頼がある
- 家の鍵を渡せる=自宅の全てをオープンにできる、トラブルにならない信頼関係がある
- お願い事ができる=頼んでも嫌がられないであろう確信と、自分もお返しをできるだけの濃い関係性がある
よくよく考えてみると結構重たいんです。
田舎暮らしだと長い付き合いの中で、普段からお互いの家を行き来してたり、お互いに助けあったりしながら暮らしていると聞きます。
そういう地域だとここまで重たく考えなくて済むのかな、とも思いますが。
だけど、誰かしらには猫のお世話を頼まないといけない状況です。
結局は両方に分担して頼むことにしました。
今回は、両方お願いしてみた経験を踏まえて、
プロのペットシッターに頼む場合と
友人に頼む場合のメリットとデメリットを挙げてみます。
ペットシッターを友人に頼むメリット
- 費用面の負担が安くなる(可能性がある)
- 比較的長い時間 猫と過ごしてもらえる
- 気軽に連絡が取りやすい
友人メリット1:費用面の負担が安くなる(可能性がある)
友人の場合ももちろんお礼はします。
でも、業者よりは費用面の負担が低く済むケースがあります。
それがどれくらいかはその人同士の関係性と頼む日数などによると思いますが、
私の場合は、業者に払うのと同等か少し安いくらいの金額のお礼の品を渡すことにしたのと、ペットシッターさんよりずっと長い時間いてもらったので、普通に計算すると、結果的に安くなったことになりました。
(※ただし、安く済ませたいからという理由で友人に頼むのはご本人に失礼だし、そういうのは伝わるのでお勧めしません)
友人メリット2:比較的長い時間 猫と過ごしてもらえる
ペットシッターさんは決められた時間になったらさっさと退出されますが、
友人の場合は「よかったら気軽にくつろいでって〜」「なんなら泊まってってもいいよ〜」なんて伝えることもできます。
もちろん本人の希望と都合の範囲で無理なくですが、
場合によってはゆっくり数時間を過ごして猫もたくさん遊んでもらえるかもしれないというのは嬉しいですよね。
友人メリット3:気軽に連絡が取りやすい
一番大きいのは、気軽に連絡を取れる安心感です。
「トイレの砂がここの棚にあるから足しておいて」みたいなお願いをさせてもらったり、
「ちょっと今繋ぐ?声聞く?」なんて
気軽にビデオ通話をしてリアルタイムで状況を確認できたり、
離れた土地からリラックスして声をかけられたりできるのも
気心の知れた友人だからこそしてもらえることじゃないかなと思います。
ペットシッターを友人に頼むデメリット
- お礼の仕方が難しい
- トラブル時に関係が壊れる可能性がある
- どこをみられても大丈夫な部屋の準備
友人デメリット1:お礼の仕方が難しい
ペットシッター業者の場合の料金は、細かい時間規定(30分、45分、60分等)と、オプションや交通費などで決まります。
もちろん友人の場合もお礼はしますが、
同じ計算方法で現金で渡すというのはなんというか…逆に気まずい場合もありますよね。
ではどうお礼したらいいか?
私の場合は業者料金と同等かちょっと安いくらいの金額でご当地のお土産(食べ物)を複数組み合わせてお渡しする、という方法にしました。
トンチンカンなものをお渡ししてしまうと、お礼というよりご迷惑になってしまうので、食の好みが分からないと難しいかもしれません。
また、ただでさえ荷物が多い旅行です。
お礼の品を確保するスペースや重さ、潰さないように運ぶ気苦労なども考えると、かえって現金で渡したほうが楽、という方もいるかもしれません。
この辺りの匙加減はちょっと要検討ですね。
友人デメリット2:トラブル時に関係が壊れる可能性がある
あまり考えたくはないですが、
いくらこちらが信用して任せたとしても、向こうの気持ちが同じとは限らなかったり、ペットのお世話のプロではないので、いざというときに対応しきれないこともあります。
帰ったら猫の体調がおかしくなっていた
モノが壊れた/なくなっていた
万が一そんな事態があったときにその人のせいなのかどうか?
疑われた方もいい気持ちはしないし、疑いを隠し続けるのも精神衛生上良くないですよね。
私の場合は、
友人に任せてた期間に「え、勝手に?ちょっとそれは先に言って欲しかったな…」と若干引っかかる行動が後から知らされたことがありました。
「本人は悪気があったわけじゃないし、今さら蒸し返して指摘しなくてもいいかな?でもこれからも付き合いが続くのにもやもやを残したくないな…」と帰宅するまでの数日間ずっと悶々モヤモヤしてました。
結果的には、直接話して、和解ができたので双方スッキリできたのですが、
何かトラブルがあって万一揉めた時には関係性が崩れてしまうことも十分ありえるよな…と思った出来事でした。
頼むなら、何かあっても腹を割って話せる気のおけない人にしましょう。
友人デメリット3:どこをみられても大丈夫な準備
最後に、これは気にする人気にしない人、個人差があると思いますが、
部屋のどの箇所、どの扉を開けられても平気な準備をしておくという点を挙げておきます。
何年も前の全く別の時の話なのですが、自分の家に数人の先輩や同僚を招いて、ホームパーティーをしたことがありました。その時、なぜかトイレや洗面所の扉が勝手に開けられていたことが何回かあったんです。
単純にティッシュか何かを探していたのかもしれない…
もしくは興味本位で覗いてみたかったのかもしれない…
正直、気持ち悪いし、私は絶対やらないですが、世の中にはいろんな人がいるし、誰もみていないところだとこっそり覗いてしまう好奇心というかスリルを楽しむ趣味嗜好?を持つ人もいるのかなぁという印象が残りました。
(その人たちとはもうお付き合いしてません)
今回、そのことをふと思い出して、
一応全ての扉を開けられて見られても構わないように最低限の整理整頓はしておきました。
それは頼んだ友人自身を疑っているというよりは、
「ときに人間は変なことをしてしまうものである」と受け入れている、そんな感覚です。
あと、なんらかの理由で開けて見たときにギョッとする惨状だと、見た方も「見てはいけないものを見てしまった…」と気を使うでしょうね笑 (そして自分も恥ずかしいw)
それだけじゃなく、出かけた後で気がついて、
トイレ砂やフードを補充してもらったり頼まなきゃいけないことが発生する可能性もあります。
実際にあったのは、
猫がお水をこぼしてしまったので拭いてもらうタオルを出してもらう とか
友人が食べ物飲み物を買ってきたときに冷蔵庫を使ってもらうとか
急遽泊まってもらうことになってパジャマのありかを探してもらうとか
なんだかんだ結構色々開けてもらいました笑
ペットシッターさんはいろんなお家を見てるし、直接的なお付き合いはないのであんまり気にならないかもですが、
友人の場合はこれからも顔を突き合わせるわけで。
恥ずかしくない程度に整えておくのは最低限のマナーかなと思います。
ペットシッター業者に頼むメリット
- プロに安心して任せられる
- 煩わしさがない
- 客観的な猫の評価を聞ける
ペットシッターメリット1:プロに安心して任せられる
プロのペットシッターとして名乗っている方の多くは、ペットシッター士、動物看護師、ペット介護士、ペットケア専門士、愛玩動物管理士などの資格を持ってらっしゃいます。
また、ご自身で長年複数のペットを飼われている方も多いようです。
つまり、慣れてるし専門知識もあるので大抵のことは知ってるし対応できる=いざというとき安心ということです。
もうこれがなんといっても大事です。
(※もちろんその場で対応できないケースもあるので、かかりつけの動物病院の連絡先を渡しておきますが)
あと、遊び方が上手いですね。
やはり生態をわかっているからか、楽しそうに生き生きと遊んでいる姿の写真が送られてきて、さすがだな〜と思いました。
ペットシッターメリット2:煩わしさがない
お金で完結するサービス提供者と発注者という関係なので、上記の友人に頼む場合のあれやこれやの気遣いなどはそれほど必要になりません。
「サービスの一環として植木の水やりも承っております」だったら、遠慮なく頼めるし、
「玄関からベランダまでの直線距離をダッシュで往復して遊ばせてください」とか
「お風呂場の水飲みをさせるときはこういう感じで…」なんて細かい注文もできます笑
友人だったら「こんなことまで頼むと面倒くさいかな?」遠慮してしてしまうこともありますが、
猫にとって普段と同じような生活をさせてあげることを第一に考えるなら、そこまでお願いしたいのが正直な気持ち。
その点、お金を介している分割り切ってお願いできるのは気が楽です。
ペットシッターメリット3:猫の客観的な評価を聞ける
(これは予想外だった収穫)
たくさんのお宅のペットを見ているからこそ、ペットシッターさんは経験に基づく確かな観察眼をお持ちです。
そこで言われること
「私(シッターさん)が来るとトイレ掃除してくれるってもう覚えたんですね。賢いですね!」とか
「初日からフレンドリーでした!」とか
「扉の前でお出迎えしてくれてました!」とか
知らない人間に対してそうやって振る舞えるんだ!
他の猫だとそうじゃないことがあるんだ!っていう新鮮な発見が得られました。
特に私自身が今まで猫を飼ったことがなくて比べられないので、
新しい視点をもらえたのは純粋に面白かったし嬉しかったです。
ペットシッター業者に頼むデメリット
- セキュリティのリスク
- 費用が高い
- 予定の変更がしにくい
ペットシッターデメリット1:セキュリティのリスク
ビジネスとして運営している会社から派遣されているペットシッターさんと契約を結んでいるわけなので、変なことは普通起こリません。(と、信じてる)
また、万一破損や紛失などがあった場合は補償される保険も入ってたりするので、心配は少ないです。(だろうと、信じてる)
でも…やっぱり…本当に見ず知らずの人を家に上げて鍵を預けるわけです。
絶対に帰宅しない期間をしっかり把握されているわけです。
活動記録として「今着きました」「退室しました」など連絡はもらえますが、ぶっちゃけその後忍び込むなんて造作ないわけですよw
帰ってきた瞬間にふと思ったのは、
「あ…これ壁の裏に盗聴器とか仕掛けられても絶対わかんないな…」と笑
(昔なんかのテレビで見たやつw)
何かトラブルがあったわけでもないですが、そういう不安もなくはないわけで。
まあ、ここは信用して任せるしかないですね。
ペットシッターデメリット2:費用が高い
私が頼んだセワクルさんは、45分3740円、時給換算で言ったら5000円弱ですね。
もっと高いところもあります。
旅行先の滞在費用と合わせて毎日出費がかさむことになります。
面倒をお金で買っているところがあるので、これは仕方ないです。
あんまり安くて雑な扱いをされても嫌なので、相場そこそこのところに頼みました。
ペットシッターデメリット3:予定の変更がしにくい
私が頼んだセワクルさんでは、3日前の20時までに決定が必須でした。
私の例ではないですが、過去に川が氾濫して電車が止まるような時に前日?当日?キャンセルをした人がいたらしいのですが、それでも100%キャンセル料金は徴収になったそうです。
自然災害など関係なくきっちりかかるとのことなので、予定が曖昧な時には利用しにくいですね。
かといって、直前に頼むこともできない(担当者と事前カウンセリング、鍵の受け渡し、契約締結などが必要だし、空きがあるかどうかはわからない)ので、前もって予定が確定できると前提で申し込む必要があります。
まとめ
友人に頼む場合
- メリット1:費用面の負担が安くなる(可能性がある)
- メリット2:比較的長い時間 猫と過ごしてもらえる
- メリット3:気軽に連絡が取りやすい
- デメリット1:お礼の仕方が難しい
- デメリット2:トラブル時に関係が壊れる可能性がある
- デメリット3:どこをみられても大丈夫な準備
ペットシッターに頼む場合
というわけで、実際に両方を経験してみて分かった、
友人に頼むのとペットシッターさんに頼む場合のメリットデメリットを3つずつご紹介しました。
どちらもいろんな側面があるので、ご自身の状況に合わせて検討して見てください。
なお、他人を家に入れるセキュリティ面に不安がある人は、ペットカメラを設置しておくと多少はリスクヘッジになるかもしれません。
全ての画角をカバーするには複数台必要になるでしょうが、
「カメラに映って証拠が残る」=悪いことはできない という一定の抑止力にはなりそうです。
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ちなみに私が頼んだペットシッター業者はセワクルというところです。
(対応地域に限りがあるようなのでご注意ください)
別記事でなぜセワクルにしたのかも書きたいと思います。
https://sewakl.jp
長い記事になってしまいましたが、
参考になる部分が少しでもあるとすればとても嬉しいです。
最後まで読んでくださってありがとうございました!