2021年8月に縁もゆかりのない山梨県に単身移住しました、くれはです。
この記事は、移住先を決めてい軌跡をご紹介する第3回目となります。
まだ読んでいない方は1つ目から読んでみていただければ幸いです。
(再掲)【移住先選び(下見)の悩み】分解したら4種類あった
前記事でまとめた4つの移住先選び中の悩みの再掲です
当時何がネックになっていたのか?どこをハードルに感じていたのか?
「移住先を絞る軸(理由)がない」そもそも問題
「よそ者は嫌がられるのでは」コロナ渦問題
「東京の家賃どうする」経済的な問題
「猫のお世話どうする」ペット問題
【悩みの解決法】先人の話を直接聞くのが一番!
人間一人でずっと悩んでいても、あんまりいいことないですね。
自分の頭だけでは答えが出ない!
悩みまくってた4月にオンラインで会った二人との会話で
思いつかなかった違う視点や新しい刺激をもらえ
一気に移住下見を推し進めるきっかけになりました。
ひとりめ:北海道に移住する人材紹介会社社長の話
転職するか、独立するか、移住先の企業に就職するか、など仕事の相談をするために
以前からお世話になっている人材紹介会社の社長Tさんに相談時間をもらいました。
移住を考えている話はまだするつもりはなかったのですが、
そのTさんから思いがけずこんな話を聞きました。
「うちもコロナが始まってから打ち合わせが全部リモートになったんだよね。
面談とかは絶対難しいと思ってたけど意外に大丈夫でさ。
これで問題なく仕事回るならもう東京にいなくていいや、と思って。
東京のオフィスは引き払って北海道に家買ってそっちで会社続けることにしたわ!
だって今俺がどこにいるのかわからないし、どうでもいいでしょ?ガハハ笑」
「知ってる?北海道ってめちゃくちゃ土地広くてさ〜♪
しかも安いのよ!びっくりする笑」
「庭でちょっと作っただけの野菜が美味いのなんのって!」
「こないだスーパーでピザ窯セットのレンガとかが普通に売ってて!
庭で焼けちゃおうかな〜♪」
おおお!終始めちゃくちゃ楽しそう!
ワクワクが伝わってきます!
なんか自分と同じ方向性の価値観を持つ人、
考え方に共通点がある人と話せるのって
「あ〜この人の言っていることすごく理解できるし、私の話もわかってもらえる」感じがして
すごい楽しいし安心しました。
話の流れ的に私も移住を考えていることを打ち明けると
「お〜移住めっちゃいいじゃん〜!やっぱ自然はいいよね〜!」
「全国の世界遺産とか色々旅してみるのもいいんじゃない?温泉宿から面接とか受けながらさ笑」
「もう完全リモートの求人の会社がほとんどだから。どこに住んでも全然問題ないよ!」
「キャリア的には半年や1年ブランク開いたって平気平気!気にするお固い会社はあるけど避ければ良いだけ」
「むしろ、思いっきり遊んできた方がいいんじゃない?結局最後は「人間的な魅力」だからね。
ずーっと仕事しかしてこなかった人より、世界一周とか趣味を極めて資格取ったとか経験の厚みがある人の方が
仕事にもプラスに働いたりすることが多いよ」
「家引き払ってレンタルスペースに預けてる人もいるみたいよ」
「猫?連れてけば?宿がわも人減って困ってるだろうからむしろ喜ばれるんじゃないの?」
まとめると、いただいたアドバイスはこんな感じ
- 移住先が決められないなら実際に行ってみて決めればいい
- その過程の旅も楽しんじゃえばいい
- むしろちゃんとリフレッシュすることが次の仕事の糧になる
- 部屋が要らないならレンタルスペースだって使えばいい
- 猫が心配なら連れてけばいい
せ、先輩…目から鱗です…!
なるほどそういう考え方もあるのか、と新しい視野が開けたし、
一気にいろんな悩みが軽くなりました。
中でも、仕事についての不安がだいぶ解消されたのが大きかったです。
「移住先での何の仕事するかが先に決まらないと!」
「キャリアにブランクがあるとネガティブ要因になっちゃう!」と心配してたけど、
東京の会社の仕事をリモートでやる選択肢がたくさんあるんだ!
ブランクは必ずしもデメリットにならないし、むしろプラスに働くこともあるんだ!
「一旦チャレンジしてダメだったら戻ればいい」ってなんて安心なんだ!
そう思ったら、だいぶ気楽に捉えられるようになりました。
これぞコロナ渦時代のIT業界の恩恵!w
もやもや悩んでウンウン考えてたのが嘘のように明るい気持ちになって、
「あ、あたし大丈夫だわ」という自信が湧いてきました笑
ありがとうございますTさん!
ふたりめ:農家手伝いしながら全国行脚する高校時代の同級生
高校時代から付き合いが続く仲の良いグループの中に、
会社員を辞めて農業の季節労働を渡り歩きながら全国の旅をしている友人がいました。
数週間〜数ヶ月単位で移動するので、移住とは違うけれども、
東京から地方へという流れは同じ。
晴れの日は曜日関係なく早朝から農作業で忙しいとのこと。
たまたま雨の日にスケジュールが合ったので、
オンラインで話すことができました。
友人からはこんな話を聞かせてもらいました。
「コロナになってから毎日体温を測って体調管理している。それが現地への配慮」
「外部の人を嫌がる人もいるけど、
対策さえちゃんとすれば手伝ってもらえると嬉しい農家さんもたくさんいる。
例えばおてつたびに東京からの人もOKな募集があったりする。
そういうところは変に遠慮なく堂々と行けばいい」
「どこに行くか、何の作物に携わるかは自分で決めてない。
アプリで申込をした時もあるけど、
いつも人づてに紹介とか、たまたま話を聞いてとか、ご縁で決まっていく」
「なんで季節労働で働くの?お金が欲しいの?って聞かれることがある。
農家の人には東京の大企業の方が稼げるのにもったいない!とか言われる。
でも自分の中ではお金じゃない。
ずっとやりたかったことをやれているから収入が激減しても問題ない。
2年分くらいは貯金があるし。
むしろ現地で稼いだ分は、生活費差し引いて残ったら、
プラス分は現地で美味しいもの食べたり消費して返すから±0になるようにしてる。
生活費分賄えるくらい貰えて貯金減らず、
その上ですごく貴重な経験をさせて貰ってる。すごい価値がある」
「旅を終えた後何をするか?うーんまだ全然分かんない笑」
もらったアドバイスはこんな感じ
- コロナ渦で地方にお邪魔するときは、現地への配慮を忘れずに、でも構え過ぎなくてもいい
- どう働くか、何に価値を見出すか、なんて人それぞれでいい
- お金は最低限生活費があれば生きていくことはできる
- お金を使って経済を回すことで現地への恩返しを還元できる
- 最初から目的や計画をガチガチに決めなくてもいい(てか知らないことが多くて決められない)
- その時々に舞い込んでくる偶然の波に乗れるようにしておくと、自分では行けない場所に辿り着くことがある
いやーもう本当に色々学ばせてもらいました!
いろんなことが決まってなくても、何でどれくらい稼いでいけるのが見えなくても、
死にはしない、なんとかなる
つーかそもそも自分が今知ってる範囲なんて大したことない
そう思えればだいぶ心持ちが楽になるなあ…
パンパンに詰め込むんじゃなくて、隙間を敢えて空けておくことで、
予想外の機会を得られるチャンスが生まれたりするんだなぁ…
など、不安でいっぱいだった部分がだいぶ気楽に構えられるようになりました。
また、自分の軸を持ってオリジナルで自由な生き方をしている友人が
とても素敵で格好いいなと思いました。
ちなみに「おてつたび」とは… 農家さんとお手伝いしたい人をマッチングするプラットフォーム 募集条件で「緊急事態宣言下以外の地域からのみ受け入れ」など条件を指定している案件も https://otetsutabi.com
明るい気持ちで下見に行こう!
悩みが軽くなり、具体的に進める心の準備ができました。
じゃあ、どうするか?
「とりあえず現地に行ってみよう〜♪」
…ザ・感覚派!笑
一応るるぶなんかをざっと見て、
なんとなく惹かれるものを感じた5~6つほどの地域をピックアップ。
「半年くらいかけて数週間〜1ヶ月単位で滞在しながら全国を見て回れたら面白いかも♪」
と妄想を膨らませて
具体的な下見旅へ…
次回の記事ではまず最初に訪れた九州地方のお話、なぜ結局移住先候補から外したのか、などを
書いていこうと思います。
何か少しでもヒントやお役に立つ部分があるとすれば嬉しいです。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました!