引越しの時のうっかり(1)余計な費用を請求された失敗談

ほんの1年2ヶ月ぶりの引っ越しなので「慣れたもんだわ」とタカを括っていたら、
意外な盲点・移住ならでは・猫飼い・植物好きならでは、などのうっかりポイントがありました。

この記事はこんな人へおすすめ
賃貸退去時に敷金をしっかり返してもらいたい人
近いうちに移住や上京、引越しを考えている人
猫や植物など生き物と賃貸物件に暮らしている人

失敗ベランダの土

これは観葉植物を育てている人、家庭菜園をしている人向けの注意ポイントです。

私の場合、一人暮らしのベランダとしては
割と盛大に観葉植物やハーブを育てていました。
植木鉢を梱包したあと、床や排水溝に土汚れが残っていましたので、
ブラシで擦って水で流して泥と枯葉類を処分して一通りの掃除はしておきました。

で・す・が
退去時の点検で「クリーニングの範囲に収まらない清掃が必要」と指摘され、
バルコニー清掃費用:12,000を請求されてしまいました…涙

逆にヒヤヒヤしてたキッチンの換気扇の油汚れ(掃除を後回しにしてたので当日引越し業者の作業中に軽く掃除→全然落ち切ってなかったので…汗)の清掃に関しては、
何も請求されませんでした。

詳細はいま確認中ですが、この清掃業者さんの指定するクリーニング範囲は居室内のみだったのかもしれません。
今回の賃貸借契約書には「賃借人は退去時にクリーニング¥35,000(当社指定の清掃業者)を負担する」としか書いておらず、詳細のサービス範囲についてはわかりませんでした。

ただ、清掃範囲の指定は業者ごとに異なると思いますし、
サービス範囲を確認してギリギリを攻めてもあんまりいい事ないのでw
大人しくきれいにしておくのが余計な費用を発生させない得策かなと思います。

ベランダ掃除で気をつけるポイント

お隣さんへの配慮を忘れずに
掃き掃除や水を使ってお掃除をするときは、排水溝の位置を確認してご迷惑がかからないようにしましょう

土の処分はお早めに
土は普通に家庭ゴミとして出すことはできないって知ってました?ほんの少量であればマンションの植木や近所の公園にお世話になってもいいかもですが、大量にある場合は購入店舗に引き取ってもらう、専門の業者に回収してもらうなどの対応が必要になります。まずは居住地域の決まりの確認から始めて、前もって早めに準備しておくことをオススメします

失敗② 設備部品

これは何の変哲もないただのうっかりなのですが笑、
キッチンの引き出しの仕切り板を戻し忘れて
仕切り板の原状回復費用:6,000を請求されました。

え、ただのプラスチックの5センチ四方くらいの板が6,000円て…!
実際には別の場所に保管してあり、戻してなかっただけなのですが、
退去してからだと「見つかりませんでした。補充が必要なので請求します」
で押し切られる可能性大です。
(まして地方移住だと、簡単に旧居に戻って戦えない…)

設備部品系の対応策

部品系って、自分が使わないで別の場所で保管して時間が経つと
どこの何の用途の部品だったのか、思い出せないことがあるんですよね。
(実際私も戻してなかったのは「はて何だっけこれ?」がさっぱり思い出せず、
引越しのバタバタの中でうっかり放置してしまってたり、
後述の洗濯機の部品も勝手に不要と判断して処分してしまったのでした…)

人間の記憶力はアテにならないものです。
付箋やビニール袋にメモを添えて保管し、
退去時に必ず元に戻しておきましょう。

前に、ダサすぎる照明を撤去したときは、どの順番でどの部品を取り付けるかをメモしてたおかげで元通りに戻せたことがあるよ

失敗③ 網戸

これは猫を飼っている人は住んでる普段から注意しておくポイント。

猫って…網戸に爪かけませんか?(一般的?)
うちの場合は最初迎えたとき網戸よじ登っちゃったり、
気をつけて開けっ放しにしないようにしてても隙間から入り込んだり、
換気のために開けているとすぐ前脚を網戸で支えて二本足で立とうとしてました…

網戸が破けたりすると原状回復以前に、猫にとって危険なので
最大限気をつけて幸い大きな破損はありませんでした。

が、爪を引っ掛けたときに糸の均衡がずれてしまうのですね…
「無数の網戸糸の緩みがあり、張り替えになります」とのことで、
網戸張り替え代金:3,000を請求されました。

数カ所なら爪楊枝とかで直せたのかもしれませんが笑、
網戸の糸の数ミリの緩みがNGという認識が全くなかったので完全に盲点でした。

網戸の補修対策

猫に網戸を自由に触らせないように気をつけるくらいしかないです。
(他にいい方法があれば教えて欲しい!)

【超重要】原状回復費用を請求されたら

もう今回は仕方がないので払いますが、
残存価値に対する減価償却率が考慮されていない請求だったので、
そこは差し戻しをしているところです。

原状回復といっても、新品価格で100%負担する必要はないって知ってましたか?
私は知識がなかったので、
賃貸退去時のトラブルやポイントなどについては、
こちらの動画とサイトで勉強させていただきました!

両学長 リベラルアーツ大学 「賃貸物件の退去費用をとことん安くする方法」

youtube動画

NPO法人 賃貸トラブル助け隊 「この退去費用はあってる?ぼったくりチェックポイント」
https://www.t-toraburu.com/cost-thinking

原状回復は、経年劣化(例えばクロスだと6年でゼロ円になる)を考慮した残存価値に対しての負担でいいということが、国土交通省のガイドラインで定められているそうです。

今回いろいろ調べる中で、
賃貸契約周りでは借り手の知識が乏しい情報格差を利用して
ぼったくりや詐欺まがいの請求が横行していること、
防衛のためには正しい知識武装をして戦わないといけないことを知って
ものすごくゲンナリしました…

住む場所を確保して正当な範囲で契約をするのに
「やりとりは録音とメールで証拠を残せ!」とか
「裁判の判例から定められたガイドラインは法的な根拠があるんだ!」とか
随分とものものしいな、と

疲れる…

でも、たとえ少額でも不動産業界の闇に加担したくはないので、
今回の請求に対してはきっちり確認を取った上で必要な分のみお支払いしたいと思います。
結果はまた追記します!

次の記事では、引越し時にうっかりしてたものの何とかなったセーフ系のネタをお届けします。

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