屋久島 ワーケーション体験記

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2回目の屋久島から帰ってきたくれは(@nannoii1111107)です。

前回は宮之浦の民宿に、今回は平内にある「屋久島サウスビレッジ」というところに泊まって1週間滞在してきたので、体験談です。
移住先さがしがメインでしたが、初体験のワーケーションも含めてご紹介します。



屋久島ワーケーション体験談 よかったところ1 自然環境

クレさんクレさん
平内(ひらうち)の何もなさがいい

民家やカフェなどは間を開けてポツンポツンと建っていて、
畑や無人直売所が所々にある地域です。

「玄関開けたら森」ってほどではないけれど、
周りを見渡して建物がとても少なく、ほぼ緑なのがすごいです。

空も広々として天気がいい日は風が気持ちよく通り抜けます。

仕事中にイライラする出来事(忙しい時に急に関係ないタスクを振ってきて勝手にイラついて急かされるw)
があったのですが、
普段だったらそのネガティブなエネルギーを受け取ってしまったり、
自分の感情が怒りに引っ張られてむしゃくしゃ度合いが高まり苦しくなるのが、
全然なりませんでした笑 
「あれれ、なんか怒っちゃってるのかな♪ 大変だね♪」みたいなw

すぐ近くに樹齢3000年生きている屋久杉に会えて、
のんびりとした時間軸の中に身を置いて、
会社の仕事や同僚のことなんて…
正直どうでもいいというか、すごくちっぽけに思えてくるんですよね。

自分と向き合う、人生と向き合うには、とても適した静かな場所でした。


屋久島ワーケーション体験談 よかったところ2 周辺観光名所

クレさんクレさん
マイナーな環境名所が近い!


大川の滝(おおこのたき)、
尾間温泉(おのあいだおんせん)、
さるかわガジュマル、
ボタニカルリサーチパーク、
トローキの滝、
栗生浜、
西部林道など
マイナーだけどいい味出している観光名所が近いです。

「今夜は栗生浜にウミガメの産卵を見に行こうかな」なんてことも
割とサクッとできちゃいます。


屋久島ワーケーション体験談 よかったところ3 人との出逢い

クレさんクレさん
いろんな人と出会えて刺激がもらえる!

屋久島サウスビレッジは、移住者、長期滞在の旅行者が多く集まっています。
(元々はユースホステルだったとか?以前は外国の方も多かったようです)

好奇心が強かったり、色々な経験を積んでいる人との出会いがあって、
たくさん興味深いお話が聞けました。

  • 世界的超有名企業の会社員で、英語バリバリ、仕事が終わったら毎日温泉か海に行くのが趣味の人
  • 魚釣りが楽しくて屋久島に移住したのに魚は食べないパレオ(原始人食)を5年実践中の人
  • 造園業とかウミガメの保護活動とかやったことない色んな仕事を人づてに引き寄せる人
  • 屋久島に住民票を移しているけど定住する家はなくてサウスを手伝いながら滞在している人
  • 屋久島の珍しい蘭を採取・販売して儲けて家を建てた人
  • 山小屋の汲み取り式トイレ掃除のバイト掛け持ちして稼いで鹿児島に豪遊しに行く人
  • 無計画に屋久島に移住して土地買って家建てて庭で「晴れた日だけ」カフェを運営してる人
  • Youtubeでセルフでアカシックレコード(前世の記憶)を思い出せちゃう人
  • 複数人の彼氏と自由にお付き合いしている自称「性欲がダム」ポリアモリー(多重恋愛)の人
  • 生計を立てる訳ではないけど、趣味でひたすら珍しい果物を育てている人

もう、、、字面だけで濃厚ですね笑
(サウスの外で出会った人も含みますが)
本当屋久島って東京では出会えないような個性豊かな人がたくさんいて、
「あ〜そんな生き方や価値観もアリなんだな〜」って
刺激をもらって視野が広くなり、とても楽しかったし有り難かったです。

あと、サウスでは食事時にキッチンに行けば誰かしらと会えて、
一緒に食事をしながら、今日あった出来事を話したり、
移住した経緯を聞いたり、
スーパーでは買えない食材
(南国の珍しい果物や直売所の無農薬野菜、
こだわりのお茶や調味料など)を
教えてもらったり、分けてもらったりできたのが
すごく良い体験でした。

食べるものがなくなったときにご飯を恵んでもらったのも
いい思い出です笑

個室のホテルだとこんなにはいかないですよね。
ゆっくり滞在したからこそ、いろんな人との出会いに恵まれたのもあります。
長期滞在、オススメです。

屋久島ワーケーション体験談 いまいちだったところ1 ツアー送迎範囲外


クレさんクレさん
ツアー参加が結構不便です!

観光ガイドツアーの多くは宮之浦か安房地域から発着がメインになります。
平内はほぼ送迎の範囲外です。

レンタカーやバスなど自力で集合場所に行くしかないのが不便だったり、
余分なお金がかかる点に注意が必要でした。

(例えば縄文杉1泊ツアーの時は朝5時に自然館集合に間に合うため、
平内を出発するのは4時半でした笑 
毎回移動距離があるとキツそうです)

安房・宮之浦以外に滞在してツアーに参加したい場合、
平内地区周辺に拠点を構える会社に頼るのも手です。

ご近所のガイドさんですので送迎も範囲内となり、だいぶ楽かと思います。

屋久島町観光協会 ガイド一覧
http://yakukan.jp/play/guide_m.html

ただし、ツアーの選択肢が少ない、
少人数のため直前だと好きな日程で予約が取りにくい、
大手より値段が高い、などのデメリットもありそうでした。

(私は他にはないちょっと変わった申し込みたいツアーを
たまたま平内で見つけて問い合わせしたのですが、
数日反応がなく(山にこもっていたようです)、
電話がつながった後も結局日程が合わず断念し、
安房の大手のツアーにしました。)


屋久島ワーケーション体験談 いまいちだったところ2 レンタカー不足

クレさんクレさん
車がないと超不便!でもレンタカー屋さんが無い!

屋久島サウスビレッジでレンタカーが借りれたら良いですが、
借りれない場合は安房か、空港、宮之浦地域まで足を伸ばして
レンタカーを借りるしか選択肢がありません。

一番近い商店まで歩いて15分、19時に閉店、
生鮮食品はあまりないので、食料品の確保に苦労します。
スーパーは隣町の尾ノ間まで行かないとありません。

ワーケーションプランで滞在すると、レンタカーが半額で借りれる
超絶お得オプションがあるので利用しない手はありません。
1台しかなくて他の方が使っている場合もあるので、
使いたい日程に早めに予約しておくのがオススメです。

私の場合は、滞在の後半から借りれたので良かったですが、
前半は足がなくて全く動けない状態でちょっと閉塞感を感じました。
安房や宮之浦のレンタカー屋さんもチェックしましたが、
意外と空いてなくて予約が取れなかったり、取れても高額だったりしました。

バスもありますが、平内は車があるかないかでだいぶ印象が変わると思います。


屋久島ワーケーション体験談 いまいちだったところ3 音問題

クレさんクレさん
仕事は音環境にやや問題あり

ワーケーションではオンライン会議などの音問題をクリアできるか、は結構重要だな、と思いました。

ワークスペースはありネットワークも問題なく使えますが、音の問題が結構ありました。
(詳しくは、「会社に内緒でワーケーション」の記事を参照)

基本的にはのんびり過ごすための開放的な作りなので
生活音(網戸の開け閉め、水道、村内放送、談話の声など)がそのまんま筒抜けなのはご愛嬌。

一人のうちは良いですが、2人以上ウェブ会議が同時に始まるとカオスです笑。

その場合は自室に戻るのがベストです。
(テラス席もありますが、風の音が入ったり電波が途切れがちになることも)

私は個室を取ったのと、人が少ない時期&日中ほぼみんな出かけてるので大丈夫でしたが、
ドミトリーで複数人の部屋とか繁忙期で人が多い時期だと、
なかなか落ち着いて仕事するのが難しいかもしれません。

多少の雑音は気にならないとか、
会議相手が気の置けない人で許容してもらえるなら問題ないです。


以上、屋久島サウスビレッジでのワーケーション体験記でした。

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