賃貸契約前に読む武器

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早いもので、山梨に来てもうすぐ2年
このブログもずいぶん長いこと放置していましたが、これは残しておこうと思い久しぶりに投稿します。
未来の自分に向けた備忘メモのようなものです。

結局借りる側は立場が弱い

賃貸住宅って物件オーナー、不動産仲介業者、管理会社、保証会社、保険会社、などなどいろんなプレイヤーが絡んでます。
借りる側はお金を出す側とはいえ、やっぱり立場が弱い。
法律の知識もなく、よくわからないままサインしてしまう契約書、あとで後悔しても時すでに遅し…

私は結構引っ越ししている方だと思います。
実家出てから国内9回?・海外2回
でもいまだにこなれてません笑

情報は後からじゃなくて事前に前もって仕入れておくのが勝ち!
今回は負けても、忘れるな未来の自分!
もしくは自分の城を手に入れろ!

kurehakureha

たぶんまた2年後には忘れてそうなので今書いておく!

賃貸契約時に気をつけるべきこと

業者にコンタクト取る前に事前情報を仕入れておけ

普段から接していない素人は落とし穴に気づかない、
以前勉強してても忘れてる(私だ)

とにかく復習して理論武装して負けない気持ちをもってから問い合わせするべし!

両学長リベラルアーツ大学のYouTube(賃貸動画リスト)

賃貸トラブルたすけ隊

 ┗内見チェックリスト

過去の自分のブログ記事「【体験談】賃貸の退去費用請求で泣き寝入りしない方法|繊細さんでもできる交渉術」

さらに法律の専門家に「これって合ってるよね?」と確認しておけるとベスト。
心の平安に。いざという時心強い。

なんやかんやと脅されたら、
「こちらはただ国が定めた法律に則ってお取引したいだけなんですが、何か?」
「カモしか相手にしない悪徳業者ってことでいいですか?」

そもそもそんな業者と付き合わない方がいい!
大事なお金を渡してそこの会社に貢献したくない!

kurehakureha

迷ったり困ったらこのフレーズを唱えよ

持ち帰って専門家に相談します

念のため、記録(録音・録画)を撮らせてもらっていいですか

じゃ、メールで送ってください

素人相手だと思ってテキトーなこと言ってる業者は下手なことできなくなる魔法のフレーズ★

しれっと出された見積に騙されるな

知ってる?
仲介手数料はオーナーと借主両方から合計1ヶ月分まで。
片方からは0.55ヶ月分まで。
国土交通省 (PDF) に書いてあるのよ。
国が決めてるのよ。
忘れちゃダメだめ

宅地建物取引業者が宅地又は建物の売買等に関して受けることができる報酬の額

第四貸借の媒介に関する報酬の額

〜〜

居住の用に供する建物の賃貸借の媒介に関して依頼者の一方か ら受けることのできる報酬の額は、当該媒介の依頼を受けるに当たつて当該依頼者の承諾を得ている場合を除き、借賃の一月分の〇・五五倍に相当する金額以内とする。
kurehakureha

大体しれっと1ヶ月分請求されるけど
「ん?これって国交省のガイドライン的にはおかしいですよね?」と心臓ドキドキさせずに言える自分であれ!

要らないオプションにはNOと言え

火災保険は仲介業者や管理業者とズブズブでバカ高い保険に律儀に入る必要はない。
ネットで探して自分で見つけた安い保険で十分。
(1年間で4000円〜ある)
大家も当然保険に入っているので心配いらない。

退去時のクリーニング費用は大家さんが負担するのが妥当。
月々の家賃の中に入っているもの。

退去時の鍵交換の費用負担は認められない。
「前の人と同じ鍵で危険です」とか言われたら自分で鍵交換すればいい
(大家さんには連絡必要だけど断る理由がないよね)

国土交通省のガイドライン=法律と心得よ

https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk3_000020.html

最高裁の判決でも遵守するように出ているのだから
=実質的な強制力を持っている!

原状回復費用を請求される場合は、「国土交通省のガイドラインに沿ってください」と一言釘差し。
請求されたら
「減価償却部分を明確にしたいので、貸主側の立証責任において、最初から新品だったかどうかを証明する写真や領収書も添付してください」
「金額は専門家に確認してから返事します」

この説明も参考になる!

どんな時に使えるの?
契約書をガイドライン通りにするという内容ではありません。

契約書があいまいだったりトラブルになった時の資料や裁判になった時の判断材料になります。

重要ポイント

契約書が優先でガイドラインはその後

契約した後にガイドライン通りに変更も出来ない

特約が消費者契約法違反だったり、特約以外で請求された内容などに適用される

ガイドラインの考え方
退去費用(原状回復)は入居者が借りた状態に戻すことではない

特約がなければ次の入居者募集のためのクリーニング費用はオーナー負担

普段の生活で付くような傷(通常損耗)を直す費用はオーナー負担

自分が付けた傷(特別損耗)でも長く住んでいるのであれば全額を負担しなくて良い

負担する単位は最低限度の壊した範囲だけでt

色合わせやツギハギが嫌などのリフォーム部分はオーナー負担

https://note.com/ttoraburu/n/n47e6f2fdf489

立ち会いはしない

特に女性の一人暮らしは強面の立ち会い業者が難癖をつけて
その場でサインしないと帰さないと迫るなんて怖いことがあるらしいのでぜったい拒否!

立ち会いしないと解約できないなんてことはないので、解約通知書に「退去立ち会いは致しません。鍵は解約日までに郵送で返却します」と書いておけばOK!

でも巧妙な業者はそもそも契約書の段階で「立ち会いすること」と仕込んでいることもあるので最初にチェック!

kurehakureha

今入っている物件の契約書を見返したら解約通知の条項の中に「立会日を協議すること」としれっと入っているのを発見…

プロは先回りしてるのだ…

絶対絶対ぜったい安易に書類に記名・捺印するな

「仮押さえするために」とか「本契約じゃないから」とか口ではなんとでも言えるが、
最後に効力を持つのは書面。
承諾した証拠になる自分のサイン。

「まだ話していないので、家族と相談してから記入してもってきてもいいですか?」とか
「もう一つ気になっている物件があるのでそっちみてから決めます」とか
どうにか逃げる。

「住所と名前書いて」と言われた書類がうっかり「入居申込書」だった

結論:自分の家が欲しい

騙されないように、法律を武器に、とか戦うのってすごくすごく疲れる。

そうやってなんとか身を守って無事いい条件で入居できたとしても
壁に穴開けないようにとか、この間取りなんで?とか不満を我慢しながら
オーナーに気を使い続けながら暮らしていかなきゃいけない賃貸物件。

この精神的な消耗を考えると、お金を早く貯めて自分のわがままで注文住宅を早く建てたい!

正直、東京にいた時はそんな持ち家願望なかった。
一生賃貸でもいいじゃんと思ってた。

でも地方に来たら考え方が変わった。
そもそも物件の選択肢がない。
特にうちみたいなペット可を探している人には絶望的に選択肢がない。
その数少ない中で妥協して手を打つ。

すぐ誰かの知り合いに繋がる狭い世界なので、
業者に交渉するときも「これでこじれて地域に悪口とか広められちゃったらどうしよう」
みたいな不安がある。

そういうの、ぜんぶ、ホント疲れる。

家を建てるにしてもいろいろな業者との交渉とかリスクはもちろんあるけど
自分がオーナーである精神的な強みは圧倒的に違うと思う。

家が欲しい。家。

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