「月3万円ビジネス」を読んだら移住とお金の不安がなくなった話

「「月3万円ビジネス」を読んだら移住とお金の不安がなくなった話」のアイキャッチ画像

お金の不安や仕事の不安が尽きない人へ。

都心部では会社で働いて給料をもらって、そのお金を払って消費するのが当たり前なので、常に稼ぎ続けていかなければならないプレッシャーがありますよね。

現代の資本主義に凝り固まった価値観がガラガラと崩れ落ちる衝撃を受けた本を読んだのでご紹介します。

この本の主張

  • グローバル化した社会・産業・経済システムはいずれ地域循環型になる。
  • ただしゆっくり徐々に、ある時(破綻を迎え)一気に。
  • ローカルで小さく競走せずいいことをいい人とだけやるビジネスが良い。
  • 月3万円をいくつか組み合わせて複業で食べていく。
  • 支出は抑え、エネルギーは消費をを抑えるか自分で作れないか非電化の仕組みを発明し、ワークショップで少しずつ広げる。

月3万円しか稼げない仕事を複数掛け持つライフスタイルを提唱しています。

経済的に自由に生きるスタイルの一つ

いやーもう世の中とかお金に対する見え方が変わりました。

個人は大企業がやらないようなローカルなスモールビジネスに適しているんだ。
それは社会の変化、環境負荷、人間としての幸福、あらゆる側面で理にかなっているんだ。
本来人間はクリエイティビティを発揮して生産したり価値を想像したりする方が普通だったんだ。

そんな風に考えたことなかった!

2021年の今は副業ブームで「月○万円稼ぐ!」とか、FIRE(経済的自由)が流行してセミリタイアしたい人が増えています。

経済的な自立は必ずしもビジネスで成功して大金を稼ぐ、投資で成功してボロ儲けする、だけじゃない。
むしろ支出やエネルギーの消費を抑えれば大きな金額は要らなくなる。
幸せになる方法はたくさんある。
そんなことに気づかせてくれる本でした。

中央集権型システムが終わり、地方分権地域循環型へ

高度経済成長の中央集権型システムはやせ細りつつあります。

この国のシステムはいずれ中央集権システムから地方分権型地域循環型のシステムに変わらざるを得ないでしょう。

地域循環型への転換に伴って、地方には仕事が増えることになるでしょう。しかし、その転換にはGNPの大幅な減少、利権の喪失、一時的な雇用の喪失などの痛みや困難を伴うために、大きな転換は経済破綻などの重大な閉塞の後に訪れると思われます。
問題はそれまでの間に、すなわち、国全体の社会システムや経済システムや産業システムが大きくは変わらない過渡期に、地方に仕事を作れるかどうかです。
それがある程度できていれば、仮に破綻に至ったとしても、道標となって世の中を大きく変える力になるかもしれません。過渡期であるがゆえに変化は多様で雲的でしょう。

多様で部分的である事は小さなチャンスが限りなくあることを意味します。
つまり場所やテーマを広く選べばビジネスチャンスが多いが、狭くこだわりすぎるとチャンスは少ない。また過渡期であるが故に、変化を促すことによって変化が促進されます。
つまり、変化を促すビジネスが有効です。

このことを忘れないでいただきたいと思います。

月3万円ビジネス


そうはいっても、中央集権型のグローバル資本主義はそう簡単には無くならないでしょう。
筆者が指摘する地方分権型地域循環型の社会が実現することには私はもう生きていないかもしれないです。

でも緩やかな流れとしてはもうすでに始まっている、コロナがそれを加速したのではないかと思っています。
移住については、お金の不安、仕事の不安色々あったけれど、
いろんな本を読んで、いま地方に移住することには価値と可能性があると思えたので実行に移せました。

この本をオススメしたい人

私はこの本はどなたか移住者さんのブログで知ってたどり着きました。
(ラッキー!出会えてよかった!)
移住を検討してる人、移住先で生業を見つけたい人、フリーランスになりたい人、副業を始めたい人など幅広くオススメしたい一冊です。

特に、地方では都心のように事業者と求人が無限にある環境ではないので「100%までいかずとも自分で稼ぐ」意識でいた方が生きやすいのではないでしょうか。
(山梨も個人事業主がとても多いそうです)

たとえいま移住を考えてない人でも、人生100年時代何が起きるか分かりません。
今の会社が潰れることや、職業自体が消滅する可能性だってあります。

「1箇所に頼らず、複数の収入源を持ってリスク分散する」
「地域の小さな困りごとはビジネスの種になる」
「お金がなくても会社に雇われなくてもなんとかなる」
この辺りを知っているだけでだいぶ気持ちが楽になれます。頭の体操にもなります笑

「グローバル化と対抗できる唯一の方法は有機化(分断されていた人、モノ、コトをつなぎ直すこと)

「流行と逆の概念をかんがえる」

「相乗効果が生まれる半X半Zを考える」

「道具、材料、ノウハウ、仲間、きっかけをセットで提供すると人が動く」

この辺りのキーワードにアンテナが働いた人はぜひ一度読んでみてください。

具体的な月3万円ビジネスアイデアは後続の本でたくさん紹介されてます。
「これなら自分にもできる!」というネタがたくさんなのでこちらもオススメ。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA